ギターの音質革命!アコギのサドルを自分で削る方法!ヤスリ1本で演奏性アップ!サドルとナットの削り方・交換術を徹底解説

スポンサーリンク
ギター
Pocket

はじめに

ギターの音質を左右する重要なパーツであるサドルとナットの調整について、詳しく解説していきます。適切な削り方や交換の仕方を理解することで、ギターの音の広がりやサスティーンを最大限に引き出すことができます。アコースティックギターの弦高を適切に調整することは、演奏性と音質を左右する重要な要素です。ギターを購入した際に、サドルの高さが高めに設定されていることがよくあります。このような場合、サドルを削ることで弦高を下げ、よりスムーズな演奏が可能になります。本記事では、サドルの削り方について詳しく解説していきます。初心者から上級者まで、ギターの調整に関心のある方は、ぜひ読み進めてください。

サドルとナットの重要性

ギターの音質を決める上で、サドルとナットは非常に重要な役割を果たします。サドルは弦の振動を伝える役割があり、その形状や材質が音の特性に大きな影響を与えます。一方、ナットは弦の振動を拘束する部分で、溝の形状が弦の振動に影響を与えます。このように、両者が適切に調整されていないと、音質が劣化したり、演奏性が悪くなったりします。

 

サドルの機能と注意点

サドルは弦の振動を体に伝える重要なパーツで、その形状や材質によって音色が大きく変わります。サドルの底面が平らでないと、弦の振動が乱れ、音質が悪化します。そのため、サドルの底面は平らに仕上げることが重要です。また、サドルの材質も音色に影響を与えるので、好みの音色に合わせて選ぶ必要があります。

一方で、サドルの調整を誤ると、弦高のバランスが崩れたり、オクターブチューニングがずれたりする可能性があります。そのため、サドルの削り方や交換の際は、慎重に作業を進める必要があります。

サドルの構造

サドルは、ブリッジにしっかりと収まるよう設計されています。一般的に、ボーン材や合成素材で作られています。サドルには、6本の弦がそれぞれ通る溝が彫られており、この溝の深さが弦高に影響を与えます。

サドルには、さまざまな形状や素材のものがあります。自分のギターに合ったサドルを選ぶことが大切です。

サドルの役割

サドルは、弦の振動をブリッジに伝える重要な役割を担っています。適切な弦高を保つことで、ギターの音質と演奏性が向上します。

ギターの種類 適切な弦高(12フレット地点)
エレキギター 約2mm
アコースティックギター 約3mm
クラシックギター 約4mm

上記の表は、一般的な適切な弦高の目安です。弦高が高すぎると弾きにくく、低すぎると弦がビビる可能性があります。

サドルの削り方

サドルを削る作業には注意が必要ですが、自分でできるようになると、ギターをより自分好みに調整できるようになります。

必要な道具

  • チューナー
  • カポタスト
  • スケール
  • 紙やすり(#120〜#200)
  • 油性ペン
  • ブリッジピンプラー

必要な道具をそろえたら、次の手順で作業を進めていきます。

サドルの取り外し

まず、弦を外し、ブリッジピンプラーを使ってサドルを取り外します。この際、サドルの向きに注意しましょう。

例えば、弦高を下げる場合。サドルを取り外した状態で、サドルの6弦側と1弦側の削る量を計算します。現在の弦高から、目標の弦高を引いた値の2倍が削る量になります。

サドルの削り方

サドルの削る量が分かったら、油性ペンで目印をつけます。まず、サドルの両端を先に削ります。次に、中央部分を丁寧に削っていきます。

削る際は、細かい紙やすりから始め、徐々に粗いものに変えていきます。サドルの底面が平行になるよう、均等に削ることが重要です。

削り終わったサドルをブリッジに取り付け、弦を張り直します。弦高を確認し、目標の高さになっていれば完了です。

ナットの削り方と交換

ナットも、サドルと同様にギターの音質に大きな影響を与えるパーツです。ナットの溝の形状や材質を調整することで、音色やサスティーンを改善することができます。

ナットの機能と注意点

ナットは弦の振動を拘束する部分で、その溝の形状が弦の振動に大きな影響を与えます。溝が浅すぎると弦の振動が十分に伝わらず、深すぎると逆に弦が拘束されすぎて振動が妨げられます。また、ナットの材質や溝の形状によっても、音質やサスティーンが変わります。

ナットの交換や調整は、慎重に行う必要があります。溝の深さや角度を適切に設定しないと、オクターブチューニングがずれたり、弦が溝から外れたりする可能性があります。また、ナットの接着に失敗すると、演奏中に外れてしまうリスクもあります。

ナット溝の調整

ナット溝の高さも弦高に影響を与えます。サドルを削る前に、ナット溝の調整を行うことをおすすめします。

ナットの溝が浅すぎたり深すぎたりすると、弦の振動が適切に伝わらず、音質が劣化します。そのため、溝の深さや角度を適切に調整する必要があります。

溝の調整は、以下の手順で行います。

  1. 現在の溝の状態を確認する
  2. 溝を適切な深さと角度に削る
  3. オクターブチューニングをチェックし、必要に応じて微調整する
  4. 削りすぎた場合は、新しいナットに交換する

溝の調整は、熟練が必要な作業です。適切に行わないと、オクターブチューニングのズレや弦が溝から外れるリスクがあります。専門店に相談するのが賢明です。

ナットの交換

ナットが摩耗していたり、溝の調整が難しい場合は、新しいナットに交換することをおすすめします。ナットの交換には、以下の作業が必要です。

  • 適切な材質と形状のナットの選定
  • ナットの取り外しと接着面の準備
  • 新しいナットの接着と溝の加工
  • オクターブチューニングの確認と微調整

ナットの交換は、音質やサスティーンの改善に効果的です。しかし、接着に失敗するとナットが外れるリスクがあるため、慎重に作業を進める必要があります。

道具

VICHE CATT ギター サドル ナットサンダー ポリッシング 研磨キット ブリッジピンプラー付き アコースティックギター ギターメンテナンス 用品 (ブルー)

これを使うと結構楽に削れます!!あったら便利グッズです!

まとめ

ギターの音質を左右するサドルとナットの調整について、さまざまな観点から解説してきました。適切な削り方や交換の仕方を理解することで、ギターの音の広がりやサスティーンを最大限に引き出すことができます。

アコースティックギターのサドルを削ることで、適切な弦高に調整でき、演奏性が向上します。作業には注意が必要ですが、コツをつかめば自分で行えるようになります。

サドルを削る前に、ネックの反りやナット溝の調整を行うことが大切です。また、オクターブの調整も忘れずに行いましょう。

自分のギターに合ったサドルを作り上げることで、より愛着が湧くはずです。ぜひ挑戦してみてください。

しかし、これらの作業には熟練が必要で、失敗すると深刻な問題が生じる可能性があります。そのため、初心者の方は専門店に相談することをおすすめします。一方、上級者の方は、今回の解説を参考に自分でチャレンジしてみるのも良いでしょう。

ギターの調整は、演奏の質を大きく左右する重要な作業です。サドルとナットの適切な調整を行うことで、ギターの本来の良い音を体験でき、演奏の楽しさがさらに増すはずです。

Pocket

コメント

タイトルとURLをコピーしました