はじめに
ギタリストの皆さん、こんにちは。今回は、Z.VEX社の人気ペダル「Box of Rock」をレビューしていきます。このペダルは、マーシャルアンプの音を忠実に再現しようと設計された逸品で、ヴィンテージ・トーンの愛好家から熱い支持を集めています。低域の豊かさと歪みの質感が高く評価されており、バンドでの使用にも適しています。さて、本ペダルの魅力を余すところなく紹介していきましょう。
サウンド
Box of Rockの最大の魅力は、そのサウンド・キャラクターにあります。まずは低域の豊かさが目を引きます。低音は太く、ビンテージ・アンプのようなアナログ的な暖かみがあり、バンド演奏での存在感は抜群です。
歪みの質感
次に注目すべきは、歪みの質感の高さです。クランチから中域のオーバードライブまで、なめらかでアナログ的な歪みが得られます。機械的なデジタル的な歪みとは一線を画し、アンプを鳴らしているかのような自然な響きが魅力です。ピッキングのニュアンスも的確に表現されるため、表現力豊かなプレイが可能になります。
また、歪みはドライブを上げるほど野性的になっていきますが、低音の増大によってモホモホとした印象にならず、バランスが取れた音色が得られるのも高く評価できます。
アンプ・シミュレーション
本ペダルは、マーシャルJTM45をモデリングしたサウンドを実現しています。アンプ自体の 個性を忠実に再現しているため、マーシャル・トーンの再現を狙う場合は最適な選択肢と言えるでしょう。
アンプ・シミュレーション | 評価 |
---|---|
JTM45サウンドの再現性 | ★★★★☆ |
ビンテージ感 | ★★★★★ |
バランス | ★★★★☆ |
機能
Box of Rockの機能面でも、さまざまな魅力が詰まっています。特に注目すべき機能をいくつかご紹介します。
2チャンネル仕様
本ペダルは、ドライブチャンネルとブースターチャンネルの2チャンネル仕様になっています。これにより、ギターソロの際に一時的にブーストをかけるなど、演奏の要所で効果的に音作りができます。
ブースターチャンネルには「Super Hard On」が搭載されており、クリーンブーストからほんのり歪ませた状態までカバーできます。ギターソロのフレーズを際立たせたい場合に重宝するでしょう。
フットスイッチ
2つのフットスイッチにより、ドライブとブーストのオン/オフを自在にコントロールできます。ライブ演奏での使いやすさは高く、足での操作に慣れれば無意識に切り替えられるようになるでしょう。
ハンドペイント・デザイン
Box of Rockの見た目の魅力は、Z.VEXならではのハンドペイントによるデザインにあります。1点ものの個性的なデザインは、ペダルの質感を一層高めてくれています。
所有する喜びだけでなく、ステージ映えする外観も本ペダルの大きな売りです。絵柄もセンスを感じます。
使用シーン
Box of Rockは、さまざまなシーンで活躍できる汎用性の高いペダルです。特にお薦めのシーンをいくつかご紹介しましょう。
バンド演奏
バンド演奏で本ペダルを使うと、低音の太さと歪みの質感の良さが存分に発揮されます。ドラムやベースと良く馴染み、ミックスの中で自身のパートを主張できるでしょう。
更に2チャンネル仕様のおかげで、ギターソロの際にブーストをかけるなどの音作りも可能です。バンドでの即戦力として重宝されるはずです。
ライブ
ライブ環境でも、Box of Rockの機動性の高さが光ります。ステージでの視認性に優れたフットスイッチと、抜群の音質で聴衆を魅了できるはずです。
レコーディング
レコーディングでは、本ペダルの歪みの質感の高さが活かせます。録音された歪みは、デジタル的な硬さを感じさせず、アナログ的な柔らかさを持っています。上手く使いこなせば、魅力的なギター・トーンを実現できるでしょう。
まとめ
以上、Z.VEX社の名器「Box of Rock」のレビューをお届けしました。本ペダルは、マーシャル・トーンの再現に加え、驚くほどの低音の豊かさと上質な歪みの質感を併せ持っています。バンド演奏から録音、ライブと、さまざまなシーンで活躍できる逸品だと言えるでしょう。
ビンテージ色の強いこのペダルに興味を持たれた方は、是非とも試してみることをお勧めします。きっと新たな音世界に魅了されることでしょう。
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