【結論】Aria Pro IIは買いか?モデル別評価まとめ
結論から言うと、Aria Pro II(アリアプロ2)のギターは「モデル選びさえ間違えなければ絶対に買い」です。特に日本製ヴィンテージモデルやPE/RSシリーズの上位機種は、同価格帯の他ブランドを凌駕する性能を持っています。
ただし、海外製の廉価モデルには当たり外れがあるため、以下のポイントを押さえた選び方が重要です:
- 日本製モデル:ほぼ全て高品質で価格以上の価値あり(特に70-80年代製)
- PEシリーズ:レスポール系ながら弾きやすさ抜群、特にPE-1500/PE-R80は名器
- RSシリーズ:多機能なストラト系、特にRS-1000は価格を超える実力
- 海外製モデル:Legend/Blitzブランドは価格相応の性能、初心者向け
初心者には3-5万円台のBlitzシリーズ、中級者以上には日本製のPE/RSシリーズがおすすめです。以下、詳細を解説します。
Aria Pro IIとは?ブランド歴史と評価の変遷
Aria Pro II(アリアプロ2)は、日本を代表するギターブランドとして1970年代から現在まで多くのギタリストに愛用されてきました。特に80年代のハードロック・ヘビメタブームでは、その攻撃的なデザインと高いコストパフォーマンスで一世を風靡しました。
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ブランド展開と生産国による品質差
現在のAria Pro IIは、価格帯によって以下のようなブランド展開をしています:
| ブランド | 製造国 | 価格帯 | 品質評価 |
|---|---|---|---|
| Aria Pro II(本流) | 日本 | 高価格(10万円〜) | 最高品質、プロ仕様 |
| Aria Pro II(中級) | 韓国 | 中価格(5〜10万円) | コスパ良好、安定した品質 |
| Blitz | インドネシア/中国 | 中〜低価格(3〜5万円) | 初〜中級者向け、安定感あり |
| Legend | 中国/インドネシア | 低価格(1〜3万円) | 入門者向け、品質にばらつき |
日本製と海外製の明確な見分け方
Aria Pro IIの日本製と海外製を見分けるポイントは以下の通りです:
- シリアルナンバー:日本製は「J」または「JP」で始まることが多い
- ロゴデザイン:ヴィンテージ日本製は「ARIA PRO II」の「PRO II」部分が特徴的な書体
- ヘッドストック裏:「Made in Japan」の刻印を確認
- ネック結合部:日本製はジョイント精度が明らかに高い
- フレット処理:日本製は完璧なフレットエンド処理
特に80年代の日本製モデルは、現在でもヴィンテージギター市場で高い評価を得ており、年々価値が上昇しています。
Aria Pro IIの当たりモデルとハズレの違い
Aria Pro IIには明確な「当たり」と「ハズレ」があります。ここでは、失敗しない選び方を解説します。
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絶対に外さない!当たりモデル5選
- PE-1500:70-80年代の日本製フラッグシップモデル。レスポールタイプながら独自の改良点多数。
- PE-R80:ヒールレスカットで演奏性抜群のレスポールタイプ。
- RS-1000:アクティブ回路搭載の多機能ストラトタイプ。80年代の名器。
- SB-1000:伝説的なアクティブベース。プロミュージシャンも愛用。
- TA-40:コストパフォーマンス抜群のセミアコ。ジャズ・ブルース向け。
注意すべきハズレモデルの特徴
以下の特徴があるモデルは慎重に検討すべきです:
- 2000年代前半の最安価格帯インドネシア製モデル(特にLegendブランドの初期)
- ネックの反りが多いモデル(特に古い海外製)
- オリジナルピックアップが交換されているモデル(サウンドバランスが崩れている可能性)
- トレモロシステムが安価なモデル(チューニング安定性に問題あり)
特に中古市場では、状態をしっかり確認することが重要です。日本製モデルは基本的に外れが少ないですが、海外製は個体差が大きいため、可能であれば実機を試奏してから購入しましょう。
Aria Pro II 主要シリーズ別特徴と選び方
PEシリーズ:レスポール系の最高峰
PEシリーズ(Progressive Electric)は、レスポールを基にしつつ、独自のデザインと機能性を取り入れたオリジナルモデルです。
- レスポールに似たシングルカットデザインながら、より演奏性を向上
- ボディは「コンター加工」されており、抱えやすい
- セットネック or ヒールレスカットでハイポジションが弾きやすい
- コイルタップ機能搭載で、多彩なサウンドメイクが可能
- レスポールよりも軽量で取り回しが良い
代表的なPEシリーズモデル:
| モデル名 | ボディ材 | ネック構造 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| PE-1500 | マホガニー + メイプルトップ | セットネック | 最高級モデル(1970年代のフラグシップ) |
| PE-1000 | マホガニー | セットネック | クラシックなPEサウンド |
| PE-R80 | マホガニー | ヒールレスカット | スムーズなハイポジションアクセス |
| PE-60 | バスウッド | ボルトオン | 入門向けモデル |
PEシリーズ
PE-R80![]()
RSシリーズ:多機能ストラト系
RSシリーズ(Rev Sound)は、ストラトキャスターを基に、Aria Pro II独自の仕様を加えたオリジナルモデルです。
- ストラトに近いボディ形状ながら、モダンな仕様をプラス
- SSHピックアップレイアウトが主流で、幅広いジャンルに対応
- ヒールレスカットで、ハイポジションが弾きやすい
- 一部モデルにはアクティブサーキットを搭載(パワフルなサウンド)
- トレモロユニットは、フロイドローズ系 or 伝統的なシンクロナイズドトレモロ
代表的なRSシリーズモデル:
| モデル名 | ボディ材 | ピックアップ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| RS-1000 | アルダー | SSH(アクティブPU搭載) | フラグシップモデル(1980年代の名器) |
| RS-850 | アルダー | HSS | モダンなストラトサウンド |
| RS-CUSTOM | アルダー | SSH | 多機能ストラト |
| RS-Inazuma-V | アルダー | HSH | 変形ボディ、メタル向け |
RS-Inazuma![]()
初心者向けLegendシリーズとBlitzシリーズ
Legend(レジェンド)は、Aria Pro IIの最も手頃なエントリー向けシリーズです。
- 価格帯:1万~3万円前後(初心者向け)
- ストラトキャスター、テレキャスター、レスポール、ジャズベースなど、幅広いモデル展開
- 主に中国製・インドネシア製で、コストを抑えながらも品質は安定
- 初心者向けセットモデル(アンプ付きなど)が豊富
Blitz(ブリッツ)は、Legendよりもワンランク上の中級者向けブランドです。
- 価格帯:3万~5万円前後(初心者~中級者向け)
- 主にレスポールタイプとSGタイプがメイン
- ボディ材やピックアップのクオリティがLegendより向上
- ロック向けのパワフルなサウンド
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Aria Pro IIと他ブランドとの徹底比較
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Fender(フェンダー)との比較
Aria Pro IIのRSシリーズとFenderのストラトキャスターを比較すると:
| 項目 | Aria Pro II RS | Fender Stratocaster |
|---|---|---|
| 価格 | 3〜15万円 | 10〜30万円 |
| 音色 | モダンでパワフル(SSH配列主流) | クラシックで繊細(SSS配列主流) |
| 演奏性 | ヒールレスカットで弾きやすい | 伝統的なヒール形状 |
| ブランド価値 | マニア層に高評価 | 世界的知名度と高い資産価値 |
| 向いているジャンル | ハードロック、メタル、フュージョン | ブルース、ロック、ポップス |
Gibson(ギブソン)との比較
Aria Pro IIのPEシリーズとGibsonのレスポールを比較すると:
| 項目 | Aria Pro II PE | Gibson Les Paul |
|---|---|---|
| 価格 | 5〜20万円 | 20〜50万円 |
| 音色 | レスポール系だがやや明るめ | 太く深みのある伝統的サウンド |
| 演奏性 | ヒールレスカットで高ポジション弾きやすい | 伝統的なヒール形状で高ポジションは弾きにくい |
| 重量 | 比較的軽量(3.5〜4kg) | 重い(4〜4.5kg) |
| ブランド価値 | マニア層に高評価 | 圧倒的知名度と高い資産価値 |
Tokai(トーカイ)との比較
同じ日本メーカーであるTokaiとの比較:
| 項目 | Aria Pro II | Tokai |
|---|---|---|
| 特徴 | 独自デザイン+オリジナル機能 | 忠実なレプリカモデル |
| 日本製モデル | PE/RSシリーズが人気 | LS/STシリーズが人気 |
| 価格帯 | 1〜20万円 | 5〜30万円 |
| 向いている人 | オリジナリティ重視の人 | クラシックなサウンド重視の人 |
初心者・中級者それぞれの選び方ガイド
初心者におすすめのモデルと選び方
初心者には以下のモデルがおすすめです:
- Legend LST-3(ストラトタイプ):1〜2万円台、オールラウンドに使える
- Blitz BLP-450(レスポールタイプ):3〜4万円台、ロック向き
- 中古のRS-600/PE-600クラス:5万円前後、長く使える品質
RS-600![]()
初心者がAria Pro IIを選ぶ際のポイント:
- 予算3万円以下ならLegendシリーズ
- 予算5万円以下ならBlitzシリーズ
- 予算5万円以上なら中古の日本製モデルが狙い目
- 好きな音楽のジャンルに合わせてモデルを選ぶ
- 可能であれば実機を試奏する(特に安価モデル)
中級者・上級者向けの厳選モデル
中級者・上級者には以下のモデルがおすすめです:
- PE-1500(日本製ヴィンテージ):最高級レスポールタイプ、コレクション価値も高い
- PE-R80:ヒールレスカットで演奏性抜群のレスポールタイプ
- RS-1000(日本製ヴィンテージ):アクティブ回路搭載の多機能ストラトタイプ
- TA-1500:プロ仕様のセミアコ、ジャズ・フュージョン向け
- 現行の日本製ハンドメイドモデル:最新技術と伝統技術の融合
中級者・上級者がAria Pro IIを選ぶ際のポイント:
- 日本製モデルを選ぶ(特に70-80年代製)
- 演奏スタイルに合わせてPEシリーズかRSシリーズを選択
- 中古市場でのヴィンテージモデルが特におすすめ
- カスタマイズベースとしても優秀(ピックアップ交換など)
Aria Pro IIの正しいメンテナンス方法
Aria Pro IIギターを長く愛用するためのメンテナンス方法を解説します。
PE-700![]()
日本製ヴィンテージモデルの価値を保つコツ
- 湿度管理を徹底する(40-60%が理想)
- オリジナルパーツは極力残す(特にピックアップ)
- 定期的なフレットのポリッシング
- 弦交換時にはナット・サドルの潤滑剤塗布
- ネックの反りは季節ごとに調整
トラブル別対処法と予防策
- ネックの反り:トラスロッド調整で対処(季節の変わり目に要チェック)
- フレット摩耗:早めのフレットすり合わせで寿命延長
- ピックアップノイズ:シールド交換とアース確認
- トレモロの不安定さ:スプリングテンション調整とナットの潤滑
- ポット・スイッチの接触不良:接点復活剤で対処
まとめ:Aria Pro IIは買いか?最終判断
Aria Pro II(アリアプロ2)ギターは、モデル選びさえ間違えなければ間違いなく「買い」です。特に日本製モデルやPE/RSシリーズ上位機種は、同価格帯の他ブランドを凌駕する性能を持っています。
買うべき人・買わない方がいい人
買うべき人:
- コストパフォーマンスを重視する人
- オリジナリティのあるギターを求める人
- ハードロック・メタルを演奏する人
- ヴィンテージ日本製ギターに興味がある人
- 高ポジションの演奏性を重視する人
買わない方がいい人:
- ブランド価値を最重視する人(Gibson/Fender指向)
- クラシックなデザインにこだわる人
- 最新のモダン機能を求める人
- 予算1万円以下の超初心者(品質面で不安あり)
Aria Pro IIは、特に日本製モデルにおいて「隠れた名器」が多数存在します。価格以上の価値があるモデルを選べば、長く愛用できる一生モノのギターになるでしょう。初心者から上級者まで、自分のレベルと予算に合わせた最適なモデルを選んでください。




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