バッカス テレキャスター:コストパフォーマンス抜群の魅力を徹底解説

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ギター
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はじめに

ギターの世界には古くから愛されてきた名器が数多く存在しますが、その中でもテレキャスターは特別な存在です。フェンダー社によって1951年に誕生したこのギターは、ロック、カントリー、ブルースなど様々なジャンルの演奏家に親しまれてきました。本日は、日本のギターメーカー「バッカス」がリリースしているテレキャスターモデルについて、その魅力や特徴を詳しく見ていきましょう。

バッカス テレキャスターの概要

バッカス社は、手頃な価格帯でありながら本格的な楽器を提供することで知られています。テレキャスターに関しても、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応できるラインナップを揃えています。

価格設定

バッカス テレキャスターの価格は、多岐にわたります。これにより、ユーザーの予算に合わせて選択できるのが大きな利点です。

エントリーモデル(Universe Series)

  • 価格帯: 3万円台〜5万円台
  • 特徴: 初心者でも手に取りやすい価格帯で、基本的なテレキャスターサウンドを楽しむことができます。

スタンダードモデル(Global Series)

  • 価格帯: 5万円台〜10万円台
  • 特徴: より 厳選された 木材やパーツを使用しており、サウンドや演奏性も向上しています。

上位モデル(Craft Series、Hand Made Series)

  • 価格帯: 10万円台〜30万円台以上
  • 特徴: 厳選された木材やパーツを使用し、職人の手作業で丁寧に作られています。サウンド、演奏性、ルックスともに 高レベル を誇ります。

価格帯の例

  • Bacchus BTE-1: 3万円台
  • Bacchus BTE-2: 4万円台
  • Bacchus BTE-400 ALD: 5万円台
  • Bacchus BTL-650B: 7万円台
  • Bacchus BTL-700B: 8万円台
  • Bacchus TACTICS KOA-ASH: 10万円台
  • Bacchus T-STANDARD: 20万円台〜

価格は、楽器店やオンラインショップによって異なる場合があります。 また、セールやキャンペーンなどによって価格が変動することもあります。

例えば、初心者向けの低価格モデルでは、テレキャスターの基本的な雰囲気や音色を手軽に体験できます。一方で上位モデルになると、選び抜かれた希少な木材を使用するなど、音質やルックスにもこだわりが見られます。

ボディ形状とスペック

バッカス テレキャスターのほとんどのモデルは、フェンダー社のオリジナルデザインを忠実に再現しています。つまり、やや細身の形状とカットアウェイ、そしてシングルカットレギュレータープレートといった特徴的なフォルムを備えているのです。

スペック面では、通常2つのシングルコイルピックアップを搭載し、3ウェイセレクターでピックアップを切り替えられます。また、独特のブリッジによって強烈な音の伸びが生み出されるのも大きな魅力です。

カラーバリエーション

バッカスのテレキャスターは、定番のブロンド色をはじめ、ブラック、レッド、ブルーなど、様々な色展開が用意されています。中にはサンバースト塗装など、渋い雰囲気のものも存在します。

カラーによって全く異なる雰囲気が楽しめるため、自分の好みに合わせて選ぶのがおすすめです。一般的にはブロンドがテレキャスターのスタンダードですが、近年では個性的な色味のものも人気を集めています。

バッカス テレキャスターの魅力

バッカス社のテレキャスターには、様々な魅力が詰まっています。ここからは具体的な特徴について見ていきましょう。

コストパフォーマンスの高さ

バッカスのテレキャスターが持つ最大の魅力は、間違いなくコストパフォーマンスの高さです。低価格帯のモデルでも、ギターとしての基本性能は確保されています。本家フェンダーのような高級感はないものの、手頃な価格で本格的なテレキャスター・サウンドを享受できるのは大きなメリットと言えるでしょう。

また、上位モデルに目を向けると、木材の選び抜きやリッチなルックスなど、さらにクオリティの高さが際立ちます。それでいて比較的リーズナブルな価格設定なので、コストパフォーマンス面では他のギターメーカーに打ち勝っていると言えます。

多彩なサウンドメイキング

本家フェンダーのテレキャスター同様、バッカスのモデルでも多彩な音作りが楽しめます。 2つのシングルコイルピックアップを使い分けると、クリアなトーンと明るく、抜けの良いトーンが自在に出せます。さらにポジションの組み合わせによって、新たな音色を生み出すこともできるのです。

また、ギターアンプの特性やエフェクターの活用によっても、無限の音作りが可能になります。例えば、クリーンなトーンを選ぶとブリティッシュ・ロックの香り漂うサウンドが生まれ、ディストーションをかければパンキッシュなトーンが手に入ります。テレキャスターならではの可能性を、思う存分楽しめるのです。

使いやすさ

バッカス テレキャスターの最大の長所は、初心者でも扱いやすい点にあります。まず、ボディが比較的軽量で、小柄な方やお子さまでもストレスなく演奏できます。また、フラットな指板と明るく、抜けの良いトーンは初心者の指板攻め対策にも適しています。

もちろん上級者にとっても、使い勝手の良さはアドバンテージになります。スリムなボディラインなので、立ち姿勢での演奏や動きまわるシチュエーションにもフィットします。また、心地よいネックシェイプを備えているため、長時間の練習でも手首に負担がかかりにくいのです。

バッカス テレキャスターのモデル例

ここまでバッカス テレキャスターの概要と魅力について見てきましたが、具体的なモデル例を挙げると以下のようになります。

大きく分けて、エントリーモデルの「Universe Series」、本格的な「Global Series」、より上位の「Craft Series」などがあります。

Universe Series

BTE-1

BTE-1は、バッカス社のユニバースシリーズに属する人気モデルです。ボディにはポプラ、ネックにメイプル、指板にローズウッドが使用されており、クラシックなルックスと本格的な仕上がりが魅力的です。税込みで2万円前後という価格ながら、テレキャスターの原点ともいえる煌びやかなサウンドを醸し出します。

以下の表は、BTE-1の主なスペックです。

項目 スペック
ボディ材 ポプラ
ネック材 メイプル
指板材 メイプル or ローズウッド
スケール 648mm(ロングスケール)
フレット数 22フレット
ピックアップ シングルコイル × 2
コントロール 1ボリューム、1トーン、3Wayスイッチ
ブリッジ 3サドル or 6サドル(モデルにより異なる)
フィニッシュ グロス(光沢あり)
カラー バタースコッチブロンド、ブラック、サンバーストなど

見た目は王道のテレキャスターそのもの!
軽量ボディで、初心者でも扱いやすい!

BTE-TW

    • テックウッドという人工木材を使用しており、環境にも配慮したモデルです。
    • 個性的な外観も魅力です。

BTE-400 ALD

    • アルダー材を使用しており、豊かなサウンドが特徴です。
    • 演奏性も高く、幅広いジャンルに対応できます。

テレキャスターらしいカッティングやクリーンなサウンドが楽しめます。

価格帯:2万~4万円前後

Global Series

  • BTL-650B

    • バッカスオリジナルヘッドストック: 従来のテレキャスタータイプとは異なる、バッカスオリジナルのヘッドストックを採用しています。
    • 22フレット仕様: 演奏性の高い22フレット仕様で、幅広いプレイスタイルに対応できます。
    • トラスロッド調整: ネックを外さずにトラスロッドの調整ができるため、メンテナンス性も優れています。
    • 高いコストパフォーマンス: 初心者でも手に取りやすい価格帯ながら、しっかりとしたクオリティを誇ります。

  • BTE-ASH25 WRS

    • ローステッドアッシュ: ボディ材には、ローステッド加工されたアッシュ材を使用しています。ローステッド加工により、木材の水分が抜け、軽量化、ネックの剛性向上、サウンドのタイト化などの効果が得られます。アッシュ材は、中音域が豊かで、高音域と低音域もバランス良く鳴る傾向があります。
    • ローステッドメイプル: ネック材にも、ローステッド加工されたメイプル材を使用しています。ローステッド加工により、ネックの剛性が高まり、サウンドもタイトになります。
    • 25インチスケール: 一般的なテレキャスタータイプよりも少し短い25インチスケールを採用しています。これにより、テンション感が若干緩くなり、チョーキングなどのプレイがしやすくなります。
    • メイプル: 指板材には、メイプル材を使用しており、明るくクリアなサウンドが特徴です。
    • オリジナルシングルコイル: Bacchusオリジナルのシングルコイルピックアップを搭載しており、歯切れの良いサウンドが得られます。ローステッドアッシュ、ローステッドメイプルのそれぞれの特性と相性がよく、よりクリスピーなカッティングサウンドを出力します。

  •  SBT-ASH RSM

    • アッシュボディ: ギターのボディ材として定番のアッシュ材を使用しており、中音域が豊かで、高音域と低音域もバランス良く鳴る傾向があります。
    • ローステッドフレイムメイプルネック: ネック材には、ローステッド加工されたフレイムメイプルを使用しています。ローステッド加工により、ネックの剛性が高まり、サウンドもタイトになります。
    • ローズウッド指板: 指板材には、ローズウッドを使用しており、暖かく豊かなサウンドが特徴です。
    • オリジナルピックアップ: Bacchusオリジナルのシングルコイルピックアップを搭載しており、歯切れの良いサウンドが得られます。
    • 高いコストパフォーマンス: 初心者でも手に取りやすい価格帯ながら、しっかりとしたクオリティを誇ります。
    • 島村楽器限定モデル: 島村楽器でしか購入できない限定モデルです。

6万~8万円の価格帯で、コスパ抜群のテレキャスター。初心者~中級者にも最適!

価格帯:6万~8万円前後

Craft Series

  • TACTICS KOA-ASH

    • 美しい木目: ボディトップのコア材は、美しい木目を持っており、高級感のあるルックスを演出しています。
    • バランスの取れたサウンド: アッシュボディは、中音域が豊かで、高音域と低音域もバランス良く鳴る傾向があります。
    • 幅広いサウンドバリエーション: フロントのソープバータイプピックアップは、太く甘いサウンドが得られ、リアのシングルコイルピックアップは、歯切れの良いサウンドが得られます。
    • 高い演奏性: 演奏性を考慮したボディシェイプやネックグリップにより、快適な演奏が可能です。

価格帯:12万~15万円前後

これらのモデル以外にも、様々なバリエーションがあります。

Bacchus  Handmade Series

一方でバッカス社のフラグシップモデルである「 Handmade Series」は、名実ともに最高級のテレキャスターです。この製品は熟練の職人によって一点一点手作りされており、こだわりの木材選び、丁寧な塗装、心を込めた仕上げが施されています。

その品質の高さから、10万円を優に超える価格設定になっていますが、本物のテレキャスターを求める上級者におすすめできるモデルだと言えるでしょう。

 Handmade Seriesは、バッカスギターの最上位機種であり、長野県松本市の自社工場「飛鳥ファクトリー」で、熟練の職人によって一本一本丁寧に手作りされるギターです。

特徴

  • 高い品質: 材料の選定から加工、組み込み、塗装まで、全ての工程が職人の手作業で行われます。これにより、高い精度とクオリティが実現されています。
  • こだわりの素材: ボディ材、ネック材、指板材など、厳選された高品質な木材が使用されます。
  • 優れた演奏性: 職人の手作業による丁寧な仕上げにより、優れた演奏性を実現しています。ネックの握り心地やフレットの処理など、細部にまでこだわりが感じられます。
  • 多彩なサウンド: 様々なピックアップや電装系パーツの組み合わせにより、幅広いサウンドバリエーションを実現しています。
  • 美しい外観: 丁寧に仕上げられた塗装や装飾により、美しい外観を持っています。

ラインナップ

バッカス Handmade Seriesには、様々なモデルがあります。代表的なモデルとしては、以下のものがあります。

  • T-MASTER: ヴィンテージテレキャスターを意識したモデルで、トラディショナルなサウンドが魅力です。

  • T-STANDARD ASH: Bacchus HANDMADE GUITARSシリーズの人気機種T-STANDARD

価格帯

バッカス  Handmade Seriesは、高価格帯のギターです。しかし、その品質やサウンド、演奏性を考えれば、価格に見合う価値があると言えるでしょう。

フェンダーのカスタムショップ同様のクオリティを求める人向け。

価格帯:20万~30万円前後

まとめ

以上、バッカス社のテレキャスターについて、さまざまな角度から見てきました。音楽的な価値観はひとそれぞれですが、バッカスのテレキャスターはコストパフォーマンス面と本格度を両立しているのが最大の魅力です。価格帯に応じた製品展開に加え、基本スペックをしっかり再現しつつ、個性的なデザインにもこだわるなど、ユーザーの多様なニーズに応えられるモデルが揃っています。

シリーズ モデル名 価格帯 特徴
Handmade Series T-STANDARD 20万~30万円 日本製の最高級モデル
Craft Series TACTICS-FM CUSTOM 12万~15万円 フロントPUにはP-90
Global Series BTL-650B 6万~8万円 コスパ抜群・トラディショナル仕様
Universe Series BTE-1 2万~4万円 最も安いエントリーモデル

「フェンダーのテレキャスターは高いけど、しっかりした品質のギターが欲しい!」
そんな人には、バッカスのテレキャスターがコスパ最強の選択肢になるでしょう!

まずは低価格のものから試し、徐々に上位モデルに挑戦していくのがおすすめです。そうすることで、テレキャスターの可能性を最小の費用で発見でき、さらに上の領域へとステップアップできるはずです。バッカス製テレキャスターの存在は、ギター愛好家にとって非常に有難いものだと言えるでしょう。

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