アリアプロ2 ギター 評価:日本の名ブランドの魅力を徹底解説

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ギター
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はじめに

ギターは音楽の世界で欠かせない存在です。中でも、日本を代表するギターブランド「アリアプロ2」は、1970年代から現在に至るまで、幅広いラインナップを展開してきました。本日は、アリアプロ2ギターの評価について、さまざまな角度から掘り下げていきます。

歴史と背景

アリアプロ2の歴史は古く、1970年代から活躍してきました。当初は初心者向けの低価格モデルから始まりましたが、時代の流れとともに、プロ仕様の高級モデルも投入されるようになりました。特に1980年代のハードロック・ヘヴィメタルブームに合わせた攻撃的なデザインが人気を博しました。

ブランド展開の多様化

近年のアリアプロ2は、低価格モデルを「Legend」や「Blitz」ブランドとして、高級モデルは「AP II」ブランドとして展開するなど、ブランドの多様化を図っています。このように、さまざまな価格帯のユーザーニーズに応えられるラインナップを用意しています。

生産国も日本、韓国、インドネシアと多様化しており、それぞれの製造拠点の特徴を生かした商品開発が行われています。いずれのモデルも高いコストパフォーマンスが魅力となっています。

 

ブランドの評価

アリアプロ2は日本を代表するギターブランドとして高い評価を受けています。特にメイドインジャパンのモデルは精密な作りで、プロミュージシャンからの信頼も厚いです。一方で、エントリーモデルの品質にはばらつきがあるため、モデルごとの評価が分かれる傾向にあります。

製造国 価格帯 評価
日本 高価格 高品質、プロ向け
韓国 中価格 コストパフォーマンス良好
インドネシア 低価格 品質にばらつき

音質とプレイアビリティ

アリアプロ2のギターは、高品質な素材と優れたプレイアビリティを特徴としています。ボディ、ネック、ピックアップなどの仕様がさまざまで、多様なジャンルやプレイスタイルに対応できます。

品質と仕様の多様性

アリアプロ2のギターは価格帯によって品質にばらつきがありますが、同価格帯の他社製品と比べると総じて高い品質だと評価されています。特に、MAシリーズやPEシリーズのデザインと構造の優れた高級モデルは、テクニカルなプレイに適していると言われています。

実際に弾いてみると、価格以上の良い音が出せ、チューニングの安定性も確認できます。一方で、ハムバッカーのパワー不足が気になる場合もあり、ピックアップの交換などのカスタマイズが必要かもしれません。

プロミュージシャンの評価

アリアプロ2のギターは、ハードロックやメタル系ギタリストに愛用され、高い評価を受けています。ロック、ジャズ、ポップスといった幅広いジャンルで使用されており、その汎用性が大きな魅力となっています。

特にPEシリーズやRSシリーズがプロミュージシャンから絶賛されています。一部のユーザーからは「デザインがダサい」といった批判もありますが、プロの立場からは、そのデザインの独自性と実用性が評価されています。

Aria Pro II のギターモデル一覧

シリーズ タイプ 特徴
PEシリーズ レスポール系 ヒールレスカットで演奏性UP
MAシリーズ スーパーストラト フロイドローズ搭載、メタル向け
RSシリーズ ストラト系 SSH / HSS仕様、モダン仕様
TAシリーズ セミアコ(ES-335系) ジャズ・ブルース向け
TSシリーズ SG系 軽量ボディ、ハードロック向け
SBシリーズ ベース 伝説的なアクティブベース

PEシリーズ

 Aria Pro II PEシリーズの特徴(レスポール系)

PEシリーズ(Progressive Electric)は、レスポールを基にしつつ、独自のデザインと機能性を取り入れたオリジナルモデルです。

レスポールに似たシングルカットデザインながら、より演奏性を向上
●ボディは「コンター加工」されており、抱えやすい
●セットネック or ヒールレスカットでハイポジションが弾きやすい
●コイルタップ機能搭載で、多彩なサウンドメイクが可能
●レスポールよりも軽量で取り回しが良い

「レスポールの音と雰囲気が好きだけど、もっと弾きやすくしたい!」という人におすすめ!


 代表的なPEシリーズモデル

モデル名 ボディ材 ネック構造 特徴
PE-1500 マホガニー + メイプルトップ セットネック 最高級モデル(1970年代のフラグシップ)
PE-1000 マホガニー セットネック クラシックなPEサウンド
PE-R80 マホガニー ヒールレスカット スムーズなハイポジションアクセス
PE-60 バスウッド ボルトオン 入門向けモデル

PE-1500やPE-R80は、ヴィンテージ市場でも評価が高い名器!

サウンドはレスポールに近いが、コイルタップでシングルコイル風の音も出せる!

PE-R80 PE-700


 Aria Pro II RSシリーズの特徴(ストラト系)

RSシリーズ(Rev Sound)は、ストラトキャスターを基に、Aria Pro II独自の仕様を加えたオリジナルモデルです。

● ストラトに近いボディ形状ながら、モダンな仕様をプラス
● SSHピックアップレイアウトが主流で、幅広いジャンルに対応
● ヒールレスカットで、ハイポジションが弾きやすい
● 一部モデルにはアクティブサーキットを搭載(パワフルなサウンド)
● トレモロユニットは、フロイドローズ系 or 伝統的なシンクロナイズドトレモロ

● 「ストラトの演奏性を活かしつつ、もっと多機能なギターが欲しい!」という人におすすめ!


代表的なRSシリーズモデル

モデル名 ボディ材 ピックアップ 特徴
RS-1000 アルダー SSH(アクティブPU搭載) フラグシップモデル(1980年代の名器)
RS-850 アルダー HSS モダンなストラトサウンド
RS-CUSTOM アルダー SSH 多機能ストラト
RS-Inazuma-V アルダー HSH 変形ボディ、メタル向け

RS-1000やRS-850は、フェンダー系とギブソン系のハイブリッドのような存在!

サウンドはストラトキャスターに近いが、SSH仕様によりハムバッカーのパワフルな音も出せる!

RS-600 RS-Inazuma


 PEシリーズと RSシリーズの違いを比較!

項目 PEシリーズ RSシリーズ
形状 シングルカット(レスポール系) ダブルカット(ストラト系)
ボディ材 マホガニー or アルダー アルダー or バスウッド
ネック構造 セットネック or ヒールレスカット ボルトオン or ヒールレスカット
ピックアップ ハムバッカー×2 SSH / HSS / HSH
サウンド 太くウォームなレスポール系 クリアでブライトなストラト系
演奏性 ヒールレス加工で弾きやすい ハイポジションが弾きやすく、ジャンルに応じた多機能仕様
ジャンル ロック、ハードロック、ブルース ロック、フュージョン、メタル

「レスポール系のサウンド+演奏性UP」ならPEシリーズ!
「ストラト系のサウンド+モダン仕様」ならRSシリーズ!


 こんな人におすすめ!

「レスポールが好きだけど、もっと弾きやすいモデルが欲しい!」 → PEシリーズ
●「ストラトのサウンドが好きだけど、もっと幅広い音作りをしたい!」 → RSシリーズ
●「Aria Pro IIのヴィンテージモデルが気になる!」 → PE-1500 / RS-1000


 まとめ:PEシリーズ & RSシリーズの特徴

シリーズ 特徴 価格帯 おすすめ対象
PEシリーズ レスポール系 + 演奏性UP 約5万~20万円 ロック、ハードロック、ブルース
RSシリーズ ストラト系 + モダン仕様 約3万~15万円 ロック、フュージョン、メタル

「レスポールとストラトのいいとこ取りをしたい!」なら、Aria Pro IIのPEシリーズ & RSシリーズは最適!

価格とコストパフォーマンス

アリアプロ2ギターの魅力は、幅広い価格帯で品質の高いモデルが用意されている点にあります。初心者でも手が届く低価格モデルから高級モデルまで、さまざまなニーズに応えられます。

低価格帯モデルの評価

アリアプロ2の低価格帯モデルは、品質のばらつきはあるものの、初心者にとって価格が手頃で購入しやすいと評価されています。コストパフォーマンスが高く、ギターを始めるのに適したモデルが多数あります。

中でも「Legend」や「Blitz」ブランドのモデルは、手頃な価格ながらも一定の品質が保たれているため、人気が高くなっています。

1.「Legend(レジェンド)」の特徴

Legend(レジェンド)は、アリアプロIIの最も手頃なエントリー向けシリーズです。

● 価格帯:1万~3万円前後(初心者向け)
●ストラトキャスター、テレキャスター、レスポール、ジャズベースなど、幅広いモデル展開
●主に中国製・インドネシア製で、コストを抑えながらも品質は安定
●初心者向けセットモデル(アンプ付きなど)が豊富

●「とにかく安くギターを始めたい!」という人に最適!


 代表的なモデル
モデル名 タイプ 特徴
LST-3 ストラトキャスター クラシックなストラトサウンド、SSH仕様もあり
LTL-3 テレキャスター カッティング向き、シンプルで使いやすい
LPD-3 レスポール 太い音、ハムバッカー搭載
LJB-4 ジャズベース スラップ向きのサウンド

フェンダーやギブソンのデザインを基にした「初心者向けの廉価版」と考えると分かりやすい。

 サウンドは価格相応ながら、改造ベースとしても人気!


 2.「Blitz(ブリッツ)」の特徴

Blitz(ブリッツ)は、Legendよりもワンランク上の中級者向けブランドです。

● 価格帯:3万~5万円前後(初心者~中級者向け)
● 主にレスポールタイプとSGタイプがメイン
● ボディ材やピックアップのクオリティがLegendより向上
● ロック向けのパワフルなサウンド

● 「もう少しグレードの高いギターが欲しい!」という人におすすめ!


 代表的なモデル
モデル名 タイプ 特徴
BLP-450 レスポール アルダーボディ、ハムバッカー搭載
BSG-450 SG 軽量ボディ、ロック向き
BLC-450 レスポール・カスタム ゴールドパーツ、上位モデル風

Legendよりも本格的なサウンドと仕上げが魅力!

「ギブソン系のサウンドを手頃に楽しみたい」人向け!


 3. LegendとBlitzの違いを比較!

項目 Legend Blitz
価格帯 約1万~3万円 約3万~5万円
対象 初心者向け 初心者~中級者
製造国 中国・インドネシア 中国・インドネシア
ボディ材 バスウッドなど アルダー・マホガニー
ピックアップ 基本的なシングル・ハムバッカー よりパワフルなハムバッカー
デザイン ストラト、テレ、LPなど LP、SGなどギブソン系中心
サウンド 価格相応、改造向き パワフルでロック向き

「とにかく安く始めるならLegend」「もう少し良いギターが欲しいならBlitz」という選び方がオススメ!

 現代のアリアプロIIの評価 

ヴィンテージモデル(70~80年代)は今でも高評価!
●PEシリーズ・SBシリーズのリイシューモデルは、プロでも使用可能なクオリティ
●現在の日本製ハンドメイドモデルは、海外のハイエンドギターと比べても遜色なし!

カスタマイズと愛着

アリアプロ2のギターは単なる製品以上のものであり、ギタリストの思い入れが深いギターでもあります。長年使い込むことでさらに音が良くなり、カスタマイズを重ねることで、自分だけのギターに仕上がっていきます。

愛着を持って使い込む

ある愛用者は、アリアプロ2のレスポールコピーモデルに特別な思い入れを持っています。長年のメンテナンスを重ね、今でも現役で活躍するそのギターに強い愛着を感じているそうです。

また、カスタムモデルをビグスビーを取り付けるなどカスタマイズし、自分だけのギターに仕上げている人もいます。このように、アリアプロ2のギターは使い手との強い絆を育んでいくギターだと言えるでしょう。

80年代アリア好きの想い

80年代のアリア好きの人にとって、アリアプロ2のギターは特別な存在のようです。その人は、ギターの市場価格やコレクション価値よりも、ギターを弾き倒すことが何よりも大切だと考えています。そのため、去年初めてアリアプロ2以外の国産ギターを購入したそうです。

このように、アリアプロ2のギターは、愛好家の間では単なる製品以上の存在であり、長年の付き合いの中で愛着が深まっていくギターだと言えるでしょう。自分も昔、高校時代にアルバイトで貯めたお金でアリアプロ2のRSシリーズを購入しました。

まとめ

アリアプロ2は、日本を代表するギターブランドとして、長い歴史と幅広いラインナップで高い評価を受けてきました。音質とプレイアビリティの高さ、多様な価格帯に対応したコストパフォーマンス、さらにはギタリストとの強い絆など、さまざまな魅力を備えています。

世界的な著名アーティストからの支持はもちろん、愛好家の間でも根強い人気があり、初心者からベテランまで、幅広いニーズに応えられるギターと言えるでしょう。時代とともに進化を遂げてきたアリアプロ2の歴史は、今後も続いていくことでしょう。

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