BOSS DM-2W徹底レビュー:伝説のアナログディレイが現代に蘇る

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はじめに

ギタリストにとって、ディレイペダルは音楽制作に欠かせない重要な道具の一つです。中でもBOSSのアナログディレイ「DM-2」は、その温かみのある音色と独特の発振音で多くのファンを獲得してきました。そして今回、DM-2の名機アナログサウンドを継承しつつ、新機能を搭載した「DM-2W」が登場しました。本記事では、この新作ペダルの魅力を徹底的に紹介していきます。ライブなどで良いディレイの音だなと思ったら大体、BOSSのアナログディレイ「DM-2」がギタリストの足元にありました。

DM-2Wの概要

DM-2Wは、オリジナルのDM-2をベースに、新たなモードやディレイタイム範囲の拡張などの改良が施されています。まずは製品の全体像を把握しましょう。

DM-2の再現と新機能の融合

DM-2Wは、オリジナルDM-2の暖かみのあるアナログディレイサウンドを忠実に再現する「スタンダードモード」と、より幅広い表現力を発揮できる新しい「カスタムモード」を搭載しています。これにより、DM-2の伝統的な魅力と、新時代のニーズに応える機能性を両立しています。

スタンダードモードでは、オリジナルと同様のBBD素子を使用することで、ディレイ音の温かみと独特の減衰特性を再現しています。一方、カスタムモードではディレイタイムが最大800msまで延長され、さらにエクスプレッションペダルによるリアルタイムコントロールにも対応しています。

操作性と拡張性

DM-2Wのコントロールは、REPEAT RATE、ECHO、INTENSITYの3つのつまみと、モードスイッチで構成されています。シンプルな操作性で初心者でも簡単に扱えるのが魅力です。

さらに、ステレオ出力やエクスプレッションペダル端子を備えており、様々なプレイスタイルに対応できます。ダイレクト音とディレイ音を別々のアンプに出力したり、エクスプレッションペダルを使ってディレイタイムを自在にコントロールしたりと、表現の幅が大きく広がります。

アナログサウンドの魅力

DM-2Wの最大の魅力は、やはりアナログサウンドの温かみにあります。デジタルディレイとは一線を画す、滑らかで自然な響きは、まさにアナログならではの醍醐味です。

さらに、INTENSITYつまみを上げることで、DM-2の代名詞でもある独特の発振音を楽しむことができます。この歪んだサウンドは、ギターソロのアクセントとしてだけでなく、実験的な音作りにも最適です。

モード 特徴
スタンダードモード オリジナルDM-2の暖かみを再現
カスタムモード ロングディレイ、エクスペダル対応

音作りの可能性

DM-2Wは、単なるディレイペダルを超えた、音作りの可能性に富んだ製品です。ここからは、実際の音作りシーンでの活用法を見ていきましょう。

リズムパターンの作成

カスタムモードの最大800msのディレイタイムを活かせば、様々なリズムパターンを作り出すことができます。例えば、ディレイタイムを3連符のスウィングに合わせて設定すると、独特のグルーヴ感を生み出せます。

さらに、エクスプレッションペダルを使えば、ディレイタイムをリアルタイムで変化させることが可能です。この機能を活用すれば、リズムパターンに動きを付けたり、ディレイ音のピッチを変化させるといった表現が可能になります。

アンビエンス作り

ロングディレイを活かした静寂なアンビエンス作りにも、DM-2Wは適しています。カスタムモードでディレイタイムを最大にし、REPEAT RATEを調整することで、まるで教会の残響のような神々しい響きを作り出せます。

アンビエントギターだけでなく、シンセサイザーやボーカルなど、さまざまな音源に適用できるのがDM-2Wの長所です。特にステレオ出力を使えば、より立体的で没入感のある空間を構築できるでしょう。

サウンドデザイン

DM-2Wのサウンドデザインの可能性は無限大です。発振音を活用したビット音作りや、ディレイ音同士を重ねた自己循環する音の創造など、アナログならではの実験的な試みに適しています。

また、ディストーションやモジュレーションエフェクトと組み合わせることで、さらに幅広い音作りが可能になります。例えばフィードバックを上げてディレイを歪ませ、さらにフェイザーを掛けると、まるでスピーカーからノイズが漏れているかのようなサウンドが生まれます。

まとめ

BOSSの新作「DM-2W」は、DM-2の伝統的な魅力に新機能を加えたモデルチェンジ版です。アナログサウンドの温かみを継承しつつ、カスタムモードでは幅広い表現力を発揮できます。単なるディレイ以上の存在として、DM-2Wは音作りの可能性に満ちた製品といえるでしょう。

リズムパターン作りからアンビエンス、サウンドデザインまで、DM-2Wの活用法は無限に広がっています。温かみのあるアナログディレイサウンドが好きな方、さらなる音作りの可能性を求めているアーティストには、DM-2Wを手にとっていただきたい一品です。

よくある質問

DM-2Wはどのようなモードが搭載されているのですか?

DM-2Wは、オリジナルのDM-2を再現する「スタンダードモード」と、より幅広い表現力を発揮できる新しい「カスタムモード」を搭載しています。スタンダードモードはBBD素子を使用し、温かみのある音色と独特の減衰特性を再現しています。一方、カスタムモードではディレイタイムが最大800msまで延長され、エクスプレッションペダルによるリアルタイムコントロールにも対応しています。

DM-2Wの操作性と拡張性はどのようなものですか?

DM-2Wのコントロールは、REPEAT RATE、ECHO、INTENSITYの3つのつまみと、モードスイッチで構成されており、シンプルな操作性が魅力です。さらに、ステレオ出力やエクスプレッションペダル端子を備えており、様々なプレイスタイルに対応できます。ダイレクト音とディレイ音を別々のアンプに出力したり、エクスプレッションペダルを使ってディレイタイムを自在にコントロールしたりと、表現の幅が大きく広がります。

DM-2Wのアナログサウンドの特徴は何ですか?

DM-2Wの最大の魅力は、やはりアナログサウンドの温かみです。デジタルディレイとは一線を画す、滑らかで自然な響きは、まさにアナログならではの醍醐味です。さらに、INTENSITYつまみを上げることで、DM-2の代名詞でもある独特の発振音を楽しむことができ、ギターソロのアクセントとしてだけでなく、実験的な音作りにも最適です。

DM-2Wの主な活用法は何ですか?

DM-2Wは、リズムパターンの作成、アンビエンス作り、サウンドデザインなど、様々な可能性を秘めた製品です。カスタムモードの800msのディレイタイムを活かせば、スウィングのリズムパターンの作成やリアルタイムでのディレイタイムの変化が可能です。また、ロングディレイを活かした静寂なアンビエンス作りにも適しており、さらにはアナログならではの実験的な試みも行えます。

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