はじめに
ギターエフェクターを使用する上で、ペダルボードは必須のアイテムです。整理されたセットアップは演奏の質を左右し、ステージングの効率化にも貢献します。ペダルトレインは、このニーズに応えるべく、さまざまなサイズのペダルボードをラインナップしています。
ペダルトレイン(Pedaltrain)とは?
ペダルトレイン(Pedaltrain) とは、アメリカのエフェクターボードメーカーで、シンプルかつ頑丈なペダルボードを提供するブランド です。
エフェクターを整理して配置し、ライブやスタジオでスムーズに持ち運べるように設計されています。特に、軽量なアルミフレーム構造と、ケーブルマネジメントのしやすさ が特徴です。
本記事では、ペダルトレインが提供する多様なサイズ展開とその特徴について、詳しく解説していきます。
コンパクトモデル
ペダルトレインには、コンパクトながらも機能的なモデルがいくつか用意されています。スペースに余裕がない場合や、持ち運びを重視する場合に適しています。
NANO シリーズ
NANOシリーズは、ペダルトレインの中で最小サイズのモデルです。幅は35.5cmと非常にコンパクトです。軽量でソフトケースが付属しているため、持ち運びにも適しています。NANO Plusなどのバリエーションもあり、搭載できるペダル数に合わせて選べます。
コンパクトサイズながら、十分な機能性を備えているのがNANOシリーズの魅力です。限られたスペースで効率的なセットアップを実現できるでしょう。
Metro シリーズ
Metroシリーズも、極めてコンパクトなサイズ感が特徴です。Metro 16は、幅40.6cm、奥行き20cm、高さ3.5cmと非常にフラットで省スペースなデザインとなっています。フラットなデザインは、ペダルの視認性と操作性を高めます。
Metro 20は、幅50.8cm、奥行き20.3cm、高さ3.5cmとやや大きめのサイズですが、内部にケーブル類を収納でき、スマートな配線を実現します。狭いリビングルームなどでも設置しやすく、コンパクトな魅力は健在です。
ミドルレンジモデル
ペダルトレインには、中規模のシステムに適したミドルレンジのモデルも用意されています。ギタリストのニーズに合わせて、サイズを選択できます。
Classic シリーズ
Classicシリーズは、ペダルトレインを代表する人気モデルです。Classic JRは、幅45.7cm、奥行き31.7cm、高さ8.9cmとコンパクトながら、3列のレイアウトが可能です。一方、Classic 2は幅60.9cmと広く、4列まで対応しています。
Classicシリーズの特徴は、きれいなデザインと堅牢な作りにあります。アルミ製で丈夫な上、前面に傾斜がついており、視認性と操作性に優れています。ソフトケースやハードケースのオプションもあり、用途に合わせて選べます。
NOVO シリーズ
NOVOシリーズは、ペダルボードの機能性を追求したモデルです。NOVO 24は、幅60.9cm、奥行き36.8cm、高さ8.9cmのサイズを持ち、ペダルの他にスイッチャーなども搭載できます。背面には「PEDAL POWER 2 PLUS」を取り付け可能で、パワーサプライの一元化も可能です。
NOVOシリーズは、プロミュージシャンにも人気の高いモデルです。機能性とデザイン性を兼ね備え、本格的なセットアップを実現できるでしょう。
ラージモデル
大規模なシステムを構築したい場合は、ペダルトレインのラージモデルが適しています。幅広いペダルのレイアウトが可能で、大型の機材も載せられます。
Pro FX シリーズ
Pro FXシリーズは、大型ボードが展開されているラインナップです。Pro FX 22は、幅71.1cm、奥行き30.5cmと広大なスペースを確保しています。重量は約2.3kgと重めですが、それだけ堅牢な作りとなっています。
Pro FXシリーズの特徴は、無段階の傾斜調整が可能な点にあります。この機能により、最適な視認性と操作性を実現できます。ペダルの配置を工夫すれば、大規模なセットアップも円滑に行えるでしょう。
TERRA シリーズ
TERRAシリーズは、ペダルトレインの最大サイズのモデルです。TERRA 42は、幅106.6cm、奥行き36.8cm、高さ8.9cmと非常に大型で、5列のレイアウトが可能です。シンセサイザーやサンプラーなどの大型機材も、問題なく搭載できるスペースを確保しています。
TERRAシリーズは、プロフェッショナルな現場で活躍するミュージシャンにおすすめのモデルです。大型機材を多数使うライブセットでも、スムーズな運用が可能でしょう。
ペダルトレインの主なモデル一覧表
モデル名 | サイズ (cm) | 特徴 |
---|---|---|
Nano | 35.5 × 14 | 超小型、エフェクター2〜3個向け |
Nano+ | 45.7 × 14 | コンパクトながらペダル配置しやすい |
Metro 16 / 20 / 24 | 40〜61 × 20 | 横長で省スペース、持ち運び◎ |
Classic Jr / Classic 1 / Classic 2 | 45〜61 × 31 | 斜め設計でケーブル管理しやすい |
Novo 18 / 24 / 32 | 45〜81 × 36 | ペダル数が多い人向け、大容量 |
Terra 42 | 107 × 36 | 最大クラス、プロ仕様 |
まとめ
ペダルトレインには、さまざまなサイズのモデルがラインナップされています。コンパクトで持ち運びやすいNANOシリーズから、大型でプロフェッショナル向けのTERRAシリーズまで、ニーズに合わせて選択できます。各モデルには様々な特徴があり、デザイン性、機能性、サイズ感などを比較しながら、自分に最適なモデルを見つけることができます。
ペダルボードは、ギタリストにとって重要な道具です。使い勝手の良いペダルボードを選ぶことで、演奏の質が向上し、よりスムーズなステージングを実現できるはずです。ペダルトレインの豊富なサイズ展開を活用し、理想のセットアップを目指しましょう。
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